現像マジック
2018-02-06
↑はガラス越しに撮ったスナドリネコの写真です。前回の写真と雰囲気が違っていますが、同日、ほぼ同時刻の撮影です。違うのは、↑はLightroomでストレート現像(何も弄らずに書き出し)したもので、ガラス越しの撮影でありがちな、靄がかかったような写りになっています。ちなみに、前回は現像時にかなり弄っています。
↑はLightroomで調整したものです。今回は判り易いように少し派手目にやりましたが、ガラス越し感が大分薄れたと思います。調整したパラメーターは・・・
- コントラスト+50
- 明瞭度+100
- シャープ25(デフォルト)→35
- ディテール25(デフォルト)→40
- マスク10
- ノイズ低減30
- 周辺光量補正-20
ノイズ低減はやり過ぎるとディテールが甘くなるので普段は20くらいまでしか使いませんが、今回はISO2000だったのと、明瞭度をMAXまで上げていてノイズが目立つので30にしています。
この中で、明瞭度の効果はかなり大きく、普段の現像でもよく弄るパラメーターです。コントラストの調整では、シャドー部やハイライト部の明るさが変わりますが、明瞭度はシャドー部とハイライト部の明るさをほとんど変えず、中間調の輪郭部分のコントラストのみ高くなる(マイナスに振ると低くなる)ので、画像全体の明るさがほとんど変わらない分、扱い易いパラメーターだと思います。
ちなみに、自分はLightroom6しか持っておらず、Lightroom CCで使える「霞の除去」については使ったことがないので判りません。名前からして明瞭度を弄るより効果がありそうですが、サブスクリプション方式のみの販売となったLightroomをこの先ずっと使い続けるのは無理(新しいカメラを買うと今使っているLightroom6ではRAW現像出来なくなる)なので、とりあえずはこのままいこうと思います。
Lightroom6で、どうしても「霞の除去」が使いたい人にはこういうプラグインもあります。
ダウンロード方法は、↑のリンクをクリック後、ページを記事本文下の方までスクロール、Download the latest version LRHazeFiltersと書いてある青くなってる部分をクリックしてダウンロード、zip解凍後、Lightroomのメニュー「ファイル」→「プラグインマネージャー」→「追加」で「LRHaze.lrplugin」を選択→「ファイル」→「プラグインエクストラ」→「Dehaze Control」を選択、スライダーで調整、の手順です。
↑は初期状態から「Dehaze Control」のスライダーを70まで上げて書き出したものです。他のパラメーターはノイズ軽減だけしか弄ってないですが、スライダーを動かすだけで簡単に霞の除去っぽい効果が得られるのは楽で良いですね。でも、仕上がりとしては明瞭度を調整するほうが好みかなぁ。ここからさらに自分好みに調整することも出来ますが、久しぶりに長文書いたら疲れちゃったので、ガラス越しの撮影や遠景のモヤモヤなど気になる場面が出てきたら、続きをまたやってみようと思います。
動物園とか、やはりガラスやアクリルの反射が気になっちゃいますよね^^;
でもこんな風に除去する機能もあるんですね。純正ソフトだと、ここまでは
なかなか難しいところで、コントラストを上げるのが精一杯ですねぇ。。。
それにしてもスナドリネコ、なかなか面白い表情ですね!!
みやたんさん、こんばんは。
純正ソフトだとニコンだけでしょうか、明瞭度の調整が出来る現像ソフトは。詳しく調べてないので他にもあるかもしれませんが・・・
Lightroomは明瞭度のほかにも痒いところに手が届く調整項目が多いので、販売方法に嫌気が差していてもなかなか手放せません。乗り換えるならDxOかなぁと思っていますが、こちらも結構高いので(汗)
スナドリネコは近くで見ると、虎のような迫力があって面白いなぁと思いました。思ってたより結構大きいんですが、顔は可愛くてそのギャップにやられます♪